昔のお仕事(平成5年 東京都文京区光源寺の十一面観世音菩薩立像設置作業)
東京都文京区向丘2丁目にあるキリスト教会のような御堂に大観音が安置されるのが浄土宗天昌山 光源寺です。江戸時代から知られる駒込大観音は、東京大空襲で焼失しましたが平成5年(1993年)に復興し、弊社にて運搬設置を請負致しました。
光源寺は、天正17年(1589年)、神田四軒町に創建され、江戸城拡張に伴い、慶安元年(1648年)に文京区向丘の現寺地に移転しています。
平成5年に復興した2代目の大観音は御丈6m余でやはり金色に輝き、長谷寺の十一面観世音菩薩立像(日本最大級の木造観音立像)と同様に、錫杖を右手にしています。木曽檜の寄木造りで彫刻され、金箔、金粉の極彩色に彩られています。
この観音像は仏像彫刻家・西山如雲氏により父・如拙氏の監修のもとで木曽檜を用いた寄木造りで彫刻され、さらに東京都伝統工芸士の藤原茂夫氏により漆塗りと金箔・金粉を施して仕上げられました。
by yachudakunihiro
| 2022-04-18 18:12
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