1978年(昭和53年)桜で有名な岩手県奥州市水沢公園の後藤新平像設置作業です。作者は文化勲章受章者の彫刻家・朝倉文夫氏(1883~1964)です。元の作品は1930年制作で旧満州大連市に建立されていましたが、その像はソ連軍に破壊されたそうです。1978年に後藤新平記念館建設事業として水沢公園内に再建されました。作品の石膏原型は現在、東京都台東区立朝倉彫塑館に所蔵されています。朝倉氏は大正・昭和を代表する彫刻家で、早稲田大学の大隈重信像などが有名です。朝倉先生も弊社の先々代社長を懇意にして戴いた作家です。
作品の大きさは4m80cmで台座を合わせると約8mにもなる巨大な像です。
昔の落成式は派手でした、後ろ側には大きな花輪が見られます。
#
by yachudakunihiro
| 2012-11-05 19:19
| 昔のお仕事